松本城の歴史
松本城天守・渡櫓・乾小天守は秀吉の家臣であった石川数正・康長父子により戦国時代末期1593~1594年にかけての築造と考えられています。現存する5重6階の木造天守としては日本最古です。
~天守閣保存に尽力した功労者~
明治時代になってからは、旧物破壊思想のもと、松本城天守閣も売却・破壊の運命にさらされた。
天守が競売されたのを憂えた市川量造らの努力により、幾多の困難を克服して天守を買い戻し、保存に貢献しました。
しかし、その後荒廃が進むばかりでした。
この有様を憂えた松本中学校長小林有也らは、明治三十四年(1901年)天守保存会を設立して、12年間かかり明治の大修理を終え、天守を倒壊の危機から救いました。
先人達の並々ならぬ努力により“国宝松本城”は守られているわけですね。
そのおかげで現代もわたしたちは松本城を訪れることができます。感謝ですね!
松本城へのアクセス
国宝松本城
年末を除き無休
開場 8:30~17:00(最終入場16:30)※時期により変動あり
松本城管理事務所
390-0873 松本市丸の内4番1号
TEL 0263-32-2902 FAX 0263-32-2904
まとめ
松本城の外観は5階に見えますが、内部は6階という面白い構造になっています。
月見櫓という部屋があり、文字通り月見をするための櫓です。北・東・南の舞良戸を外すと、三方がふきぬきになります。周りにめぐらされた朱塗りの回縁や船底形をした天井は、天守・渡櫓・乾小天守には見られない開放的な造りです。
月見を楽しむという優雅なひと時もあったんですね。
天守閣の見学について。天守閣は非常に階段が急です。
踏板から踏板が離れていて角度も急なんです。思わず笑ってしまうほどです。
お年寄りやお子様、身体の不自由な方は天守閣内部の見学は避けたほうが良いかもしれません。
入口で靴を脱ぎ、ビニール袋(スタッフの方から渡される)に入れて進みますが、まずそれで片手がふさがります。
手摺もありますが滑ったり躓いたりせぬ様、くれぐれも注意してください。
松本城の周りにも博物館、資料館、重要文化財など観光スポットが多数あります。
あなたも是非、“国宝松本城”の散策を楽しんでみてくださいね!
追記 松本城の御城印を2種類!&記念スタンプ!
松本城の御城印は2種類ありました。各種300円です。スタンプは歴代藩主の家紋の「国宝松本城観覧記念」のスタンプが2種類ありました。あと、小さい「日本100名城スタンプ」がありました!
松本城へ行きましたら是非ご確認ください。
各地のお城をめぐって御城印や記念スタンプを集めるのも楽しそうですね!